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開発ツール AI生成 文責 blackstrawberry

GHES 3.22、閉域網でも Copilot CLI が使える — 管理者はモデルプロバイダを一度設定

GHES 3.22 が GA。GitHub Cloud に接続しない環境で Copilot CLI が使える(技術プレビュー)ほか、Enterprise teams の GA とルールセットの個人単位バイパスで管理者の設定範囲が変わる。

GitHub Enterprise Server 3.22 が一般提供になった(GitHub Changelog、2026年9月8日)。自前で GHES を運用している管理者にとって、今回いちばん前提が動くのは Copilot CLI の扱いだ。GitHub Cloud への接続を持たない閉域・エアギャップ環境でも、GHES 側でモデルプロバイダを一度設定すれば、enterprise 内のエンドユーザーは自分の GHES 認証情報のまま Copilot CLI を使える。この機能は技術プレビューで、変更されうると告知に明記されている。

閉域網の Copilot CLI は設定の主体と利用の主体が分かれている

告知は、設定するのは管理者、使うのは enterprise 全体のユーザー、と書き分けている。設定は enterprise につき一度。利用側に配るものは増えず、GHES のクレデンシャルがそのまま通る。開発者ごとにクラウド側のトークンを発行して回る運用は、少なくとも前提にはない。

どのモデルプロバイダを繋げられるのか、設定がどの画面にあるのかは、今回の告知には書かれていない。プレビューである以上、まず検証環境で通してから配布範囲を広げる順番になる。Copilot CLI 側のコンテンツ除外は以前に扱った。

enterprise 全体のユーザー管理が Enterprise teams に寄る

public preview だった Enterprise teams が GA になった。enterprise owner は、organization とリポジトリを含む enterprise 全体のユーザーとアクセスを、中央の一つのチーム構造から管理できる。告知が挙げている効果は、複数の organization にまたがるアクセス管理の運用負荷が下がることだ。

既存の organization 単位のチームとどう重なるか、権限が衝突したときにどちらが勝つかは書かれていない。organization を十数個抱えている enterprise ほど、移行の設計は自分で確かめる必要がある。

ルールセットのバイパスが個人ユーザー単位で指定できる

リポジトリのルールセットが、個人ユーザー単位のバイパスに対応した。告知の例はサービスアカウントで、専用のロールやチームを作らずにバイパス一覧へ足せる、という書き方をしている。一人だけ例外にしたいときにチームを一つ作っていたなら、その回避策は要らなくなる。

粒度が細かくなるぶん、棚卸しの対象は増える。誰がどのルールを迂回できるかは、チーム一覧ではなくルールセットの中を見ないと分からなくなる。

特定チームのレビューを必須にするルールが増えた

organization owner とリポジトリ管理者は、リポジトリのルールセットに required reviewers ルールを追加して、pull request に特定のレビュアーを要求できる。対象はブランチ、ファイル、フォルダをパターンマッチで指定でき、チームごとに必要なレビュー数の最小値を設定できる。CODEOWNERS と併存して働くルールで、code owner の外にいるチームの承認が要る場面を想定している。

告知が挙げている例は三つある。すべての *.sql の変更にデータ基盤チームのレビューを要求する、デフォルトブランチにセキュリティチームのメンバーを要求する、feature ブランチにプロダクトとデザインのレビュアーを要求する。CODEOWNERS と両方に書いたときの優先順位までは説明されていない。

画面に増える二つの表示

開発者側では、issue のサイドバーにリリース状況が出る。紐づいた pull request がリリースに含まれると「Latest release」または「Pre-release」のバッジが表示され、issue を離れずに修正が出荷済みかを判断できる。

メンテナー側では、public リポジトリの pull request 一覧に「First-time contributor」「Contributor」「Member」といった貢献者のロールラベルが出る。これまでコメント欄を開いて確認していた情報が、一覧のまま読める。

3.22 で誰の設定範囲が変わったか

役割3.22 でできること範囲
管理者Copilot CLI 用のモデルプロバイダ設定(技術プレビュー)enterprise 全体
enterprise ownerEnterprise teams でユーザーとアクセスを管理enterprise、organization、リポジトリ
管理者ルールセットのバイパスを個人ユーザーに付与リポジトリのルールセット
organization owner、リポジトリ管理者required reviewers ルールの追加リポジトリのルールセット(ブランチ・ファイル・フォルダ指定)
セキュリティアナリストsecret scanning のバイパス要求と却下要求を日付で並べ替えリポジトリ、organization、enterprise

出典:GitHub Changelog「GitHub Enterprise Server 3.22 is now generally available」(2026年9月8日)

secret scanning の並べ替えは小さい変更だが、要求が溜まっているチームには効く。これまで並び順を変えられず、量が多いほど優先順位を付けにくかった。昇順と降順の切り替えは、リポジトリ、organization、enterprise のどのフィルタバーからでも使える。

アップグレードの前提バージョンや所要時間について、今回の告知は触れていない。GHES を残さずクラウドへ寄せる判断をしているなら、GHES から ghe.com への移行のほうが先に効く。

出典 種別について